こんにちは、ゆるかわです。
今日もブログに来てくださりありがとうございます。
高齢者の肺炎は怖いけれど…
私の母は経管栄養になってから、約2か月で肺炎になりました。
母の肺炎は昨年の10月のことです。
あの肺炎から、あれよあれよという間に母の体力というか…レベルはどんどん下がっていき、
肺炎の怖さを目の当たりにしたという感じです。
今の新型コロナもそうですが、
昔から日本人には、肺炎になるとヤバいという認識が根付いています。
なので、肺炎にはなりたくない、肺炎にならないように気を付けなくては…という意識や働きかけも多いです。
特に高齢者に対しては、肺炎球菌ワクチンの呼びかけもあります。
肺炎になる原因は、大きく分けるとこの3つです。
・市中感染による
・風邪をこじらせたことによる
・誤嚥による
肺炎の症状はというと…
・発熱
・咳
・痰
という一見、ただの風邪?と思ってしまうような症状から始まるので
見落としてしまうこともあるようです。
風邪に似ているように思えますが全く異なる病気なのです。
風邪は鼻や喉などへのウイルス感染ですが、肺炎は肺の中に細菌が入り込み、肺胞に炎症を起こしてしまう、というところが大きな違いです。
肺の下の方にあるのが肺胞です
肺胞に炎症が起きるのが肺炎です
肺胞は酸素を取り入れ二酸化炭素を吐き出す場所なので、ここが炎症を起こすと呼吸がスムーズにできなくなり、息苦しくなったり、呼吸困難に陥ってしまいます。
ということで、肺炎は命にかかわる病気です。
肺炎について知ると、益々怖くなってしまいますね。
ところで、
高齢者では、やはり誤嚥性肺炎が圧倒的に多いです。
誤嚥性肺炎で入院し、治って退院しても、また誤嚥性肺炎にかかる…という具合で繰り返しやすい病気です。
介護施設では、入退院を繰り返すご利用者さんが
実際にいらっしゃいます。
誤嚥性肺炎の原因である誤嚥(ごえん)は、
身体の衰えで筋力や喉の神経が弱り、喉の動きが鈍くなることで起こすもので、
その多くは老化によるものです。
誤嚥(ごえん)の予防には、嚥下食を取り入れる方法があります。
飲み込みがスムーズになるように手助けをしてくれますよね。
嚥下食に併せて、
誤嚥性肺炎の一番の予防法と言えば
・口腔ケアで口内を清潔にする
・食べてすぐ横にならない
ことです。
これらは日々、皆さんが実践し予防していると思います。
でも、どんな病気もそうですが、
日頃から気を付けていても、かかってしまうこともあります。
老化は自然なことであり、生きているかぎり逆らえないことです。
ネット上であるお医者様の言葉を見つけました。
以下一部引用文
体が弱って飲み込むこともできにくくなった時は気管へ食べ物のかすが入ったり、口腔内の雑菌を気管に吸い込んで肺炎になり亡くなるというのは、人間の生物としての永い歴史上ではきわめてふつうの自然なことであったと思います
引用元:肺炎で死ぬということ | クリニック便り | うはらクリニック
誤嚥によって肺炎になるのは、生き物として永い歴史上きわめて普通のこと。
※永い歴史上=猿の時代から
誤嚥は老化現象であり、誤嚥性肺炎で亡くなるのは至ってシンプルで自然な亡くなり方…だと書かれているのを拝読させていただきました。
このお医者様の言葉、なるほど~と納得しました。
高齢者の肺炎はたしかに怖いです。
苦しいでしょうし、出来ればかかってほしくないと思うでしょう。
私も親を肺炎になんてさせたくない、とずっと思っていました。
昨年母を見送って、
今 思うのは…
母は認知症から経管栄養になり、誤嚥性肺炎になって
そこから危篤状態になり、一時は復活したものの
徐々に命の灯を消していきました。
母は自然な形で亡くなったのだな、と受け止めています。
最後までお読みいただきありがとうございました
誤嚥についての話
ぽちっと下さると嬉しいです(*^-^*)