ゆるかわです。
ご訪問ありがとうございます。
全てを施設におまかせする覚悟を持ってください
これは、私が担当ケアマネさんから言われた言葉です。
昨年、母がまだ生きていたころのこと。
今後の施設入所のことをケアマネさんとよく話していました。
全てを施設におまかせする気持ちになれないうちは、施設入所はまだやめておいた方がいいと思います。
とも言われました。
ほんとうにその通りです。
正論です。
でも、そんなの無理だ…出来ない…と思う自分もいました。
その葛藤から とてもつらかったです。
家で介護していた親を施設入所させるということは、
もう在宅では生活できない、
家族は支援出来ない、介護できないということ。
だから、介護保険を使って施設にお願いするわけです。
(特養 グループホーム ケアハウスなど)
入所したら、もしかすると施設内で風邪をひくかもしれないし、転んで怪我をするかもしれない。
今だとコロナ感染のリスクもあります。
そこも含めて、全てを施設に委ねるのです。
たとえ、そういうことがあったとしても、仕方がないことだと割り切ること。
それが、全てを施設におまかせするということです…と。
ケアマネさんは言いました。
施設入所の契約書には、色々なことに承諾しますの項目があり、そこに一筆書いて判を押します。
介護職員だったし、当然そこもわかっています。
施設は、冷暖房完備で安心安全な快適な場所です。
それに介護職員さんは、日々ほんとうに一生懸命やってくださっています。
在宅介護で疲れ果てた私が介護するよりも、施設でプロに介護してもらった方がずっといいのかもしれません。
そこもほんとうにわかります。
でも、そう思う反面
施設内の事故は決してゼロではないことや、
介護職のときに見た、
施設の利用者さんの淋しそうな表情も思い出します。
介護職員はやっぱり家族にはなれないし、心の奥から湧いてくる喜びを与えられるのは、やっぱり家族しかいないんだな というのを知りました。
そんなことから、
自分の親は在宅でという思いが強かった私には、なかなか割り切れなかったのです。
要は、
こういうことを言っている余裕もないくらいに在宅介護できない、という状態にならないと
施設にお世話になるとは思わない方がいいかもしれません、とケアマネさんは私に言いたかったのです。
結局、母は最期はロングショートでお世話になって亡くなりましたから、特養には入っていません。
母の時に、トコトン私と話してくださったケアマネさんには本当に感謝しています。
ところで、うちには、まだ要介護の父がいます。
この先どうする?
と自分に訊いてみると
やっぱり在宅で…という答えが返ってきます。
自分が出来るうちは、今のこの生活を大切にしたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました
デイ・ショートにまつわる話
ぽちっと応援くださると嬉しいですm(__)m