ゆるかわです😊
認知症は、症状が進むにつれ、行動が変わっていきます。
今日は、認知症になってからも自宅で元気に過ごしていた母の2020年頃までの話です。
(2021年、母が亡くなる前に書いていたものです)
認知症に気づかない
初期の認知症は症状がわかりにくいです。
家族でさえ、認知症になっていることに気づきにくいのです。
それは、まさに我が家!
いったい母はいつから認知症になっていたのだろう?と振り返ることがあります。
なぜ、もっと早く気づかなかったのだろう?
お母さん ごめんなさい、と何度思ったことか…😢
認知症の追っかけ
元気なころの母は、私への追っかけが激しく、まるでストーカーのようでした(笑)
母はまだ70代で元気があり、お出かけしたくて仕方がなかったのですね。
私が化粧をしていると、出かけることがわかるのか?着いてこようとしました。
そういうことには敏感だった母。
母はひとりで、私の車がある駐車場まで、テクテク歩いて来てしまうことがありました。
そういう場所はよくわかっているのです。
いつも母に追われる私は、かなりストレスが溜まっていましたが、
最近の母は、やや行動範囲が狭くなり、私を追いかけてくることはほとんどなくなってきました。
それはそれで淋しい。
最近は、母のことを不憫に思い、・・邪魔にしてごめんね、と心の中で謝っています😢
母の追っかけ復活
母は、秋からデイサービスを再開して、ちょっと元気が出てきたのか?
先日、数か月ぶりに外に飛び出してしまいました。
私が近所のスーパーで買い物していると、父から私の携帯に電話が入りました。
父「ばあちゃんが出て行った!居ないんや。」
また警察にお願いしなくてはならなくなるのか?(以前、警察を呼んだことがある)
冷やっとしましたが、ここは冷静に・・・
スーパーの帰り道にある駐車場(私の車がある)に、母は居ました。
私が手を振ると、母は嬉しそうに笑っていました。
イラっとするけど、かわいい♡
本当に無事でよかったです。
元気な頃の母と認知症発症後の母
元気だったころの母の趣味は、手芸全般です。
昔、ミシンは仕事でやっていてプロ級です。
どんなものでも自由自在に作っていました。
一番好きだったのは編み物です。
母が編んだネックウォーマー↓
マフラー ネックウォーマー 帽子 ベスト 座布団 こたつカバー 赤ちゃんのおくるみ などたくさん作りました。
また、書くことが好きで手帳やメモもたくさん出てきました。
字も達筆でした。
もしかすると、色々なことを忘れそうな不安を感じていたのかもしれません。
認知症になってからの母は、はじめのうち、携帯電話、帽子 写真 に執着していました。
それらへの、執着は強く、ずっと持っていたり、身に着けるのが習慣になっていました。
その後、本 服へのも執着も出てきて、棚から出しては、触る、いじるを繰り返しました。
まるで、幼い子供がおもちゃ箱を全部ひっくり返して遊ぶのに、似ています。
ああ、遊んでるんだな、母は子供になったんだな、と、私は一歩引いて見るようになりました。
母は、毎日のように棚にしまってある下着や服を出していました。
そして、それらの服を重ね着します。
それは不思議な重ね着(笑)
他人の服もお構いなしです。孫娘の服を着たのには、笑いました。
暑い寒いがわからなくなった母は、扇風機やエアコンが付いていると
「寒い 寒い」と言って、服を重ね着します。
でも、汗はかいています💦
あるとき、どこから出してきたのか、母はニット帽をかぶって登場しました!
真夏のニット帽姿に、父も私も大爆笑しました(笑)
腹の底から笑うことが減っていたころに、母よ!笑いをありがとう✨
認知症によく見られる症状
母との生活で、認知症の人特有のいろいろな行動を見ました。
・熱い寒いがわからないので、夏でも長袖を着る
・空間がわからないので、車から降りるのを怖がる
・旧姓や誕生日忘れていく(逆の場合もあります 旧姓に戻る人)
・ゴミ箱がわからないのでどこにでもゴミを捨てる
・靴のまま、家に上がる
・家の中で唾を吐く(廊下に落ちてる!)
↓
漫画みたいな行動でした。
今、思い出すと、ほんとうに母はかわいかったです。
おわりに
母が認知症を発症してからのエピソードは忘れられません。
当時は、腹が立つことも多かったですが、今、思い出すのはかわいかった母の姿です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ村に参加しています(*^-^*)