私の両親は現在、共に要介護2です。
昨年は休みがちで、新型コロナウイルスの影響でなかなか始められなかったデイサービス。
最近ようやく復活することができました。
先々のショートステイの利用も考えて、昨年とは別のデイサービスの利用を決めました。
デイサービスを決めてから無事に行き始めるまで、送り出す家族(介護者)は準備もあり少々忙しいです。
契約が済んだら次は持ち物の用意です。
入浴時の着替えの他、タオルや歯ブラシ、薬関係、上履き持参のデイサービスだと靴も必要になります。
今回、私が用意した物は靴、座布団、背当てクッションです。
介護中はなかなか買い物に行く時間もありません。
今は新型コロナウイルスの心配もあるし、長々とは買い物したくない、そんな時はやっぱり通販です。
でも、通販って実際にモノを見ないので手元に届くまでは心配です。
失敗しなければいいんだけど・・・と思いながら購入しました。
特に、靴は多くの方が悩まれるのではないでしょうか?
今回選んだもの、どれも正解だったので、紹介させていただこうと思います。
両親の介護度は要介護2でまだ車椅子の利用はありません。
不安定さはあるものの杖や手すりを使っての歩行は可能ですので、同じような介護レベルの方の参考になればと思います。
介護用靴を選ぶ際のポイント
高齢になると足腰の筋力の衰えから、転倒リスクが高くなります。
そして、転倒する場所で一番多いのは、「自宅」だと言われています。
そういったこともあり、近年、室内で履く介護用靴が普及してきたのです。
高齢で要介護だからと言って、いつでも、どこでも、同じ靴ではなく、高齢で要介護だからこそ目的に合わせて靴を選ぶのが好ましいです。
自宅で履くタイプの介護靴は、幅が広めで硬くなく伸縮性が高い靴を選ぶと良いと言われています。
施設では、軽めの靴が良いと言われています。
外出時の靴は、室内用よりはやや重めでベルトとかマジックテープで調節できるものが良いと言われています。
おしゃれなデザインとか好きな色だと、気持ちも上がるのできっと嬉しいでしょうね。
介護用靴を通販で選びました
デイサービスでは上靴が必要とのことで、今まで履いていた外用の靴は上靴に回すことにしました。
デイのお試しの日に上靴が無く、「外靴のままでもいいですよ」とスタッフさんに言っていただき、急遽、上靴にしたからです。
※お試し日はアルコール消毒し拭いて使用し、その後洗いました
このような、よく見かける高齢の方向きの靴で、ホームセンターなどに売っているものです。
重くなく履きやすく脱ぎやすい無難な靴です。
今までの靴が上靴になったため、外用の介護用靴を新しく購入することにしました。
靴選びって悩みますよね~。
私はデイサービススタッフをしていたので、利用者さんのいろいろな靴を見たことがありますし、利用者さんが靴を履き替える時に介助もさせていただいていました。
介助しやすい靴、介助しにくい靴、歩きやすそうな靴、重い靴、軽い靴などいろいろあります。
お店へ買いに行ってもはっきり言って種類が少なく、サイズや色、機能性など納得いくものは見つからない可能性が高いです。
通販なら、迷う程に見つかります。
通販サイトでは、見たことがある靴が沢山出てきましたから、とても選びやすかったです。
選ぶポイントは、
・本人でもなんとか頑張って履けること
・着脱介助がしやすいこと
・軽すぎずある程度の重みがあること
両親は杖や手すりを使いながらも独歩ですので、履きやすいけど簡単に脱げることなく、ある程度の重みがあるしっかりとした靴が良いと思っていました。
そして、自分でも履ける、その上介助もしやすい靴であるというところです。
私の中で候補は3つほどありましたが、最終的に決めたのはこちらの靴です。
あゆみというメーカーの靴です。
父用も母用もこちら、あゆみの靴に決めました。
こちら紫は母の靴です。
なぜこの靴を選んだかと言いますと、、、
デイサービスの利用者さんでこの靴を履いている方が多かったからです。
しっかりとした作りで履いている方も足が楽そうだったからです。
この靴の良いところ①
ベルトの長さが簡単に調節できて自由自在に変えられる。
この靴の良いところ②
マジックテープで止めるようになっている。
数か所に付いています。
この靴の良いところ③
形がしっかりしていて崩れにくい。
この靴は他の介護用靴に比べるとしっかりした作りで、堅めで重めです。
要介護の方でも自分の足で歩けるレベルの方向けだと思います。
ある程度重みがあり、足をしっかりと包み込んでくれるので安定して歩きやすいと思います。
介護者(家族)の方の立場から見ると、履かせやすく脱がせやすい靴かどうか?というところが重要だと思いますが、靴の開口部が大きく開き、マジックテープなので、その条件もピッタリ当てはまる靴だと思います。
母は足がむくみやすく足の甲が高めなので、靴によっては足の甲の肉がくいこんでしまい、見ていても痛々しいのですが、この靴ならベルトの長さを調節できてマジックテープで止めるようになっているので、とても楽そうです。
父は母とは正反対で、痩せているけれども骨格は男性。
お肉がないため、本来のサイズの靴を履いても緩くてガバガバになるのですが、この靴ならベルトで調節が出来るので、父のちょうど良いサイズに合わせることが出来ます。
父にも母にもピッタリだったというのが嬉しかった点ですね。
カラーは、ありきたりの黒や茶ばかりではなく、おしゃれな色があることも決めた理由です。
父にはグレー、母にはパープルを選びました。
介護靴選びで迷っていらっしゃるようなら、こちらの靴はおすすめだと思います。
あゆみというメーカーさんです。
その他、利用者さんに人気があった靴はこちらです。
こちらは、脱ぎ履きしやすいです。
こちらの靴は女性用ですが、男性でもが履いている利用者さんがみえました。
背当てクッション
私の父は腰の曲がりがひどいです。
圧迫骨折と骨粗鬆症によるものです。
※円背(えんぱい)と言います。
イラストのように極端に腰が曲がっています。
いらすとや
腰かけるとこのような感じになります。
背骨の出っ張った部分が椅子の背もたれに当たってしまいます。
このような姿勢ですと、長時間椅子に座っているのがとてもつらいですし、
背骨の出っ張ったところが椅子に当たり痛みも出てきます。
そのため、その痛みを少しでも和らげるために背中当てが必要になります。
今まで自宅では、大きな枕やケットを小さく折りたたんだものを背中に当てていましたが、大きな枕をデイサービスに持参するのはちょっと格好悪いですし。
そこで、デイサービス用に一つ買うことにしました。
探し回った(ネット上で)結果、悩んで悩んで悩みぬいた末に、このクッションを選びました。
珍しい8の字型クッションです。
こちらは、3000円超えですから送料もかかると、やや値段が張ります。
クッションにこんなにお金払うの?と思われるかもしれません。
でも、長時間、背中や腰が楽に過ごせるならお金には代えられないと思いました。
うちの父のように、痩せていて円背(腰が極端に曲がっている)の人は背骨の出っ張りが椅子に当たると、とても痛く、ただ座っているだけでもとてもつらいのです。
要介護者にとっては、普通に皆がしている姿勢がつらいことはよくあることです。
気分良く楽にデイサービスで過ごしてもらうために、父には背当てクッションは高くても必要なものだと思いました。
迷いましたが、こちらにして大正解だったと思います。
背中に当てている父本人が「今までのクッションの中で一番楽だ!」と言っています。
形は不思議な8の字型、低反発に近いような触り心地で、この素材は何度使っても型崩れしないように出来ていますね。
普通に若い方でも長時間椅子に座る方には重宝するクッションの様です。
うちの父と同じようなお身体でクッションをお探しの方には、これはおすすめですよ。
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ドーナツクッション
ドーナツクッションは高齢な方や要介護の方に限らず、お尻が痛いときによく使うクッションですよね。
女性も出産後にお世話になった方は多いと思います。
真ん中に穴が開いているので尾てい骨あたりに圧がかからず痛くないので、楽に座っていられます。
要介護、高齢者の場合は痩せてお尻の肉が極端に落ちてきますと、尾てい骨が出っ張っているのが、見ただけでもわかるようになります。
このような状態になると、普通に椅子に座っているだけでも痛みが出ます。
また、尻の肉が薄い状態なので、長時間座っていることで褥瘡が出来やすくなります。
※褥瘡=床ずれ
褥瘡は長時間圧がかかっているとなりやすいので圧をかけないためにも、このようなドーナツクッションは必需品と言えます。
父は、お尻の肉も落ちてしまっているので、お尻にもドーナツクッションが必要です。
今回選んだのはこちらのドーナツクッションです。
しかし、父はピンクは嫌だと言ったため、元々使っていたこちらをデイサービスに持っていくことにしました。
高齢の方の場合はこのようなクッションに座ってもらう際、滑らないように気をつけましょう。
ずり落ちてしまう方も良くいらっしゃいます。
それを防ぐには、滑り止めマットを座布団の下に敷いておくのが効果的です。
滑り止めマットは100均でも売っています。
車椅子を常時使っている場合は、車椅子用の除圧マットがありますので、そちらを選んだ方が良いと思います。
持ち物には名前を書く
デイサービスやショートステイや特別養護老人ホームなど、施設を利用する際には、
身につけるものや持ち物には、すべて名前を書いておく必要があります。
名前書き?子育て経験がある方にとってはまた育児?(^^;)と言いたくなるかもしれません。
しかし、高齢の要介護者になると自分の持ち物さえ認識できていないことは決して珍しいことではありません。
本人のために名前を書くというよりは、施設のスタッフさんにわかってもらえるようにきちんと書いておくという感じです。
大切な持ち物が迷子になっては困りますから。
まとめ
介護用のグッズや身の回りの物は購入するばかりでなく、レンタルできるものも数多くあります。
要介護認定さえ受ければ、要支援1~要介護5の方まで利用できます。
手すりや踏み台などは自宅を改修しなくても、出来る方法はたくさんありますから活用しない手はありません。
実家の玄関には手すり付き踏み台を取り付けています。
これで、レンタルですから。
安くて便利です。
最後までお読みいただきありがとうございました。