ゆるかわ日記

両親の在宅介護をするために実家に移住しました。母を見送り、今は父と暮らしています。ゆるやかに好きなように生きています♪

両親が初めてショートステイを利用したこと ~契約や準備と介護限度額申請~

先月のことですが、両親が初めてショートステイを利用しました。

そのときの様子と契約や準備や介護限度額のことも書いていきたいと思います。

※ショートステイとは、施設において短い期間のお泊りが出来るというサービスのことです。

ショート利用の経緯

今年、夏ごろに新しくデイサービスを契約しました。

皆さんもそうだと思うのですが、どこのデイサービスにするかを決める段階から、

先のことを考えて施設を決めると思います。

 

私も、そこを考えました。

ケアマネさんにはショートステイを持っているデイサービスをピックアップしてもらいました。

 

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親御さんがデイサービスに慣れてきたら、次はショートステイの利用となるでしょう。

在宅介護をしている方にとっては、長い目で見て、特別養護老人ホームへの入所へとスムーズに事が運ぶのが理想かもしれません。

 

でも、出来れば施設入所せずにずっと在宅で暮らしていけるのも理想なのかもしれません。

 

「親を施設に入れる」なんて考えたくはないかもしれませんが(私もそうです)、

もしもの時にどうするかを考えて(決めて)おくことも大切なことです。

 

 

私は、両親がデイサービスに通い始めて、

そろそろ慣れてきたかな?と思う頃にショートステイを利用しようと決めていました。

 

まず、一度ショートステイを利用することで、そこの施設と繋がり、いつでもショートステイを利用できるようにしようと思いました。

 

家族の冠婚葬祭、そして私のプライベートなイベントなど、人生にはいろいろなことが有りますから、そのときのために備えておきたかったのです。

 

両親の事は大切ですが、私には私の生活があるのも事実。

両親からすれば私は娘ですが、私の子供からすれば私は母親、夫からすれば妻であり、

私という人間は色々な役目を持っています。

 

私だけではなく、世の中の皆さんそうなのですね。

 

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そういう訳で、

ショートステイの初利用が先月でした。

 

では、ショート利用までの流れを記していきますね。

 

ショートステイの契約

① まず、ケアマネさんに希望を伝えます。

② 利用したい日にち等を相談します。

スムーズにこれらを決めて行きながら、

③ 利用するショートステイとの契約を交わします。

ほぼ、利用者の自宅で契約を交わすことが多いですが、お仕事の都合で出先でやりたい場合、申し出れば施設のロビーで契約したりも出来ると思います。

 

デイサービスとショートステイが同じ施設でも契約は別々なので新たに契約書類を書かなくてはなりません。

 

どこの施設でもそうなのですが、書類は多いです。

冊子になっていてその中の何か所かに署名捺印し、他にも何枚かの用紙に署名捺印をします。

 

施設の窓口である相談員さんも一通りざっと説明をされますので、サクサクと進めていっても時間は所要時間はざっと1時間ほどかかると思います。

 

私もそのくらいかかりました。

 

質問やダラダラ世間話などするともっと時間がかかってしまいます💦

 

ショートステイの準備 

さて、契約が終わればすぐにでもショートステイの利用が出来るようになります。

 

デイサービスは日帰りなので持ち物はそんなに多くありませんが、ショートとなると用意するものも多くなります。

やはりお泊りですからね。

でも、着替えは最低限でいいと思います。

 

洗濯をしてくださる施設が多いからです。

洗濯の有無は事前に確認しておきましょうね。

 

殆んどの施設には、持ち物のお荷物チェック表というものが存在します。

 

当日の服や帽子なども色や形状を記入するようになっている施設が多いです。

そのほか、

持参する衣類

歯ブラシやコップ

杖やシルバーカー

 

たくさん、書くことが有ります。

 

利用者の持ち物が施設で迷子にならないようにするために、このようになっているのでしょうが、

正直、これは面倒です

 

いよいよ、ショートステイ当日

うちの場合は、デイサービスの時とほぼ同じくらいの時間にお迎えが来ました(送迎車)

デイサービスと同じ車です。

父は、認知症はありませんので、泊まりに行くとわかっていました。

きっと、いやいや車に乗って行ったことでしょう。

母は認知症ですから、何もわからず車に乗りました。

父も一緒なので、一瞬嬉しかったのかもしれません。

 

 

契約の時に緊急連絡先など色々記入しましたが、

2日間とも一切私の携帯がなることはなく、、、

とっても身軽な2日間を過ごすことが出来ました。

 

初めは、日頃行けない所に行こう!と思っていたのですが、いざそうなると足が向かず。

あ、でも

歯医者の帰りに、一人お寿司に行きました。回転寿司ですが

 

夜になり、いつもいるはずの人がいないと静かすぎて寝付けませんでした。

今頃どうしているかな、なんて考えたりして、時間が長~く感じます。

 

1泊のショートステイだったので、翌日2日目の時間の流れは早く感じました。

あっという間に15時になり、スタッフさんの「戻りました~」と言う声がしました。

ん?正確に言うと14時50分くらいでした。

 

 

施設によりけりだと思いますが、ショートステイはデイよりも退所時間が早いところが多いのです。

両親2人とも元気そうな表情で何よりでした。

 

父の話によれば、

 

母親は夜、不穏になり眠剤を飲んでも眠らず、結局父の部屋で寝かせることになったそうです。

そのせいで、父は落ち着いて寝られるはずもなく、

翌朝、スタッフさんが「お父さん、ゆっくり休んで下さい」と別室で休ませてもらったんだそう。

 

スタッフさんはいつも忙しそうで、バタバタとしており落ち着かない所だ、というのが父の感想でした。

「あそこは、もう二度と行きたくない。」

と父は言いました。

 

ショートステイに喜んで行く人はほぼ100%いないでしょう。

しかし、それが今の日本の介護の現状なのですね。

 

両親よ。

嫌だろうけど、泊まらなくてはならない時もある。

今後もよろしくね。私の心の声

 

利用前に介護限度額の申請を

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この申請に関しては、担当のケアマネさんからの案内があると思いますが、

利用者(要介護者)の世帯の年収が一定数以上ない場合は、ショートステイの利用料が減免されるという制度です。

 

該当するかもしれない?と思う場合は申請しておくといいです。

ショートステイの利用が決まり、契約を交わしたあと

あまり日にちが空かないうちに地元の役所で申請を行います。

 

この用紙はケアマネさんが持っていると思いますから、もらいましょう。

無い場合は役所で貰えます。

簡単な記入と要介護者ご本人=ショートステイへ入るご本人の世帯の年収がわかるものを持参します。

 

ご本人の世帯の年収がわかるもの、これは、いわゆる通帳です。

忘れずに持っていきましょう。

 

この申請から1~2週間ほどで、自宅に介護限度額認定証が郵送されてきます。

届きましたら、この認定証を利用した施設に提出すると、ショートステイの利用料が安くなります。

 

 

ショートステイの利用の流れ、親の様子などをお伝えしました。

 

どなたかのご参考になればと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。