ゆるかわです。
昨年、私の中から思わず出た言葉。
やっぱり、娑婆(しゃば)はいいね…
やっと外に出られた解放感で
自然にこの言葉が出ました。
娑婆はいい、は
刑務所から出た人が言うイメージがありますね。
娑婆は仏教用語で
私たちが生きている世界=現世のこと。
極楽に比べたら、現世は苦しみ耐え忍ぶ世界。
でも、江戸の遊女からすれば、そんな現世(娑婆)でも、遊郭にいるよりはずっといい、と言ったことから、
娑婆がいい、娑婆に出たい
というようになったそうです。
閉ざされた場所から、やっと外に出られたときに
娑婆はいいね~と言うんですね。
昨年、私は3年ぶりに仕事復帰しました。
そのとき、ふと出たのが娑婆はいいね~でした。
母が入院を経てロングショート入所して、
しばらくは、家の中にいても母を思い出して泣けてくるし…
気分転換に外へ働きに出ようかな?と思い始めました。
介護離職から3年。
数年ぶりに仕事してみると
外で働くのってこんなに清々しくて気持ちよかったっけ?
と思いました。
これは新感覚でしたね。
はじめのうちは、
ロングショートに居る母のことばかり考えていました。
いつ、施設から電話が入るかもわからないし、
ビクビクしながら働いていましたが、
それにもだんだん慣れていきました。
仕事に集中した方がすっきりすることもわかりました。
いつでも仕事に行ける環境の時は、仕事の有り難みにも気づきません。
かつて、面倒とか大変だと思っていた仕事=働くことは、
閉ざされた生活や空間に比べたら、遥かに極楽です。
娑婆はいいね…
私は介護離職から3年。
まだまだ短い方です。
長い間、介護でお家から出られない方、皆さんが自由な暮らしを得られますように…心から祈っています。
お読みいただきありがとうございました
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