ゆるかわです。
訪問ありがとうございます。
リモート面会って、何でもないときや元気なときには
便利でいいものだと…と思うのかもしれないけれど
昨年、私にとっては凄く怖いものでした。
入院中や施設入所の親御さんとは
・直接会える
・顔を見れる
・肌に触れられる
のが今までのあたりまえの常識でした。
しかし、2019年の新型コロナまん延から
今までの常識が変わりました。
病院や施設が、新型コロナまん延防止の策として
取り入れたのがリモート面会です。
患者さんや利用者さんに直接会えないなら、
リモートで画面を通して
・お顔を見せてあげよう
・声を聞かせてあげよう
・お話させてあげよう
という計らいはありがたいことではあります。
入院中の母の顔を見せていただこうと
リモート面会を計3回予約させていただきました。
しかし、私にとってのリモート面会は
リモートいいでしょ?
顔見れてよかったね?
というものではなくて、ただただ怖かったです。
リモート面会なんて提供する側の自己満足にすぎないのではないか?と私は思ってしまいました。
※あくまでもこの病院がです
このころの私の心はブラック全開でした。
今も思い出すと、このブラックが湧き出してきます🌋
リモート面会がどう怖かったのか?
リモート面会1回目(1度目の入院)
画面のせいかもしれないが、母の顔色が凄く悪く見えた。
認知症だから仕方がないのですが、呼びかけにも無反応。
時間帯が午後だから無表情。
ただ、映してるだけで病院側の声掛けはほぼ無し。
久々に見る母の顔は変り果てていて、かなりショックを受けた。
たまたま居合わせた息子が一緒に見てくれたのでよかったが、私は驚きのあまり、声が出なかった😢
これは父には見せられない、父には耐えられないだろう、と思った。
1度目の入院は食べられなくなったとき
だが、それにも懲りず…
私は母の2度目の入院で、またリモート面会を予約。
前回のことがあるから、あまり気が進まなかったが
こうでもしない限り母の姿もみれない…
怖いので「一緒にリモート面会付き合って」と息子に頼みました。
リモート面会2回目(2度目の入院)
予約時間になり、ぱっと母の顔がドアップで写る。
真っ白な画面で血色のない母の顔。
しかも、母は口を大きく開けたままである。
どうしてしまったんだろう?
私と息子は「おかあさん!○○子さん!」と呼びかけるが反応なし。
口がぱか~と開いていることに何の説明もない。
こちらから尋ねると、「閉まらないんですよね~」と。
「看護師さんですか?」と尋ねると「はい」
看護師さんの受け応えは面倒そうに感じられた。
余計な仕事だからなのか?
肺炎になって2度目の入院
2度のリモート面会で、
リモートでは画面に母の顔が映るというだけで、
実際、母がどのような状態かは伝わってこないのがよくわかりました。
それどころか、不安や恐怖が増えただけです。
まだ母の顔を見れていない父に、母の顔を一目見せてあげた方がいいのだろうか?
悩んだ末、私は3日後に再びリモート面会を予約しました。
リモート面会3回目(2度目の入院)
予約時間になり、母の顔がドアップで写る。
やはり前回と同じ、口が開いたままの母。
父は、母のあまりの変わりように母を見るなり取り乱してしまう。
父は半泣き状態で「○○子 おい、そっちに行くからな、待ってろ」と叫ぶ。
すぐにでも飛んで会いに行きたい、妻を助けたい、何とかしてやりたい父の気持ち。
でも面会は出来ません。
それでもどうにかならんのか?と言う父。
わたしたちにとって、
リモート面会はただ母がいるのを確認できたというだけのものでした。
母には何もしてあげられず、父のこともかわいそうでたまりませんでした。
そして、このリモート面会の3日後に母は危篤状態になりました。(肺炎による)
今、まん延防止…が解除されて
人の動きが活発になりつつあります。
以前に比べると、面会は緩和されているのかな?
多くの方がご家族と会えることを願っています。
大切な家族との時間を取り戻せますように。
最後までお読みいただきありがとうございました
母の危篤からお別れまで
ぽちっと下さると嬉しいです(*^-^*)