こんにちは~ゆるかわです。
今日は、認知症の方にやってはいけないこと
⇒認知症の人へのタブーをまとめてみました。
高齢になるほど認知症の割合は高くなります。
デイサービス、ショートステイに来ている方の
3分の1~半数近くが認知症と言ってもいいのではないでしょうか。
認知症は決して珍しくはないです。
でも、認知症の方とどう関わったらいいのか?
迷うこともあります。
介護業界のプロも、はじめから認知症の方と上手く関われるわけではありません。
はじめは
どのように会話したらいい?
どう対応したらいい?
どう接したらいい?
全然わからないし、初めて会う人(初対面)には、おっかなびっくりです。
私もそうでした💧(元介護職)
介護業界では、資格取得や研修の中で
高齢者に多い疾病についても幅広く学んでいきます。
その中には認知症のことも含まれています。
それを日々現場(施設)で、認知症の方との関わりのなかで身に着けていきます。
そんな介護の業界で
認知症の人へのタブーと言われていることを集めてみました。
① 否定しない
認知症の方は色々な場面で、やって欲しくないことをします。
例えば、
外に出て行こうとする
人の物を触る
鞄に入れようとする
etc があっても、
それはダメ いけません やめてくださいなどの否定をしません。
まず一旦受け止めてから、じわじわとこちらのペースに持っていきます。
怒らせない、感情のスイッチを入れない
ように注意します。
② 無理強いしない
否定しないに似ていますが、無理やりしないということです。
例えば、入浴拒否、食事を拒否、着替えを拒否
③ 複数で話しかけない
施設などでもよくありますが、ついつい2人くらいのスタッフが話しかけてしまいます。
これは、認知症の人を混乱させます。
認知症になると、複数の人の話を同時に聞き取れなくなってくるので、
話しかけるときは一人ずつがいいです。
Aさんの次はBさん、Bさんと相性が合わないなら、次はCさんという感じ。
④ ビックリさせない
認知症の人には、神経が過敏になっている人もいます。
突然大きな声で話しかけたり、後ろから背中をトントンして呼んだりしただけでも、物凄く驚かれます。
また、大きな物音を立てないように注意します。
⑤ 騒がしくしない
びっくりさせないに似ていますが、認知症の人は比較的静かなところを好まれます。
ガヤガヤしていなくて、落ち着いた空間を提供しましょう。
⑥ 環境を変えない
認知症の人は、環境がコロコロ変わることに対応できなくなってきます。
いつもの場所、いつもの人、いつもの席
というものを好まれます。
いつもの状態なら落ち着いて過ごしやすいのですね。
認知症の人にとって、環境の変化は大きなストレスになります。
この点から見ると
・入院する
・デイ、ショートステイを交互に利用すること
・施設が変わること
・引っ越し
などは、認知症が進むきっかけにもなりやすいといえます。
⑦ 上から見下ろして話さない
認知症の人が座っているとしたら、その方と同じ目線になるように、
座るか、しゃがんで会話をします。
上から見下ろされると、恐怖感があるようです。
ざっと上げてみました。
① 否定しない
② 無理強いしない
③ 複数で話しかけない
④ ビックリさせない
⑤ 騒がしくしない
⑥ 環境を変えない
⑦ 上から見下ろして話さない
まだ、取りこぼしもあるかもしれません。
私もついついやってしまったということが沢山あります。
ご利用者さまには気を付けていましたが、
自分の母には否定もしたし、びっくりもさせたし、
複数人でガンガン話しました⇒私と子供。
そのたびに「あ~また、やってしまった~」と反省を繰り返しました。
全て完璧には出来ないかもしれませんが、
ほんの少しでも気に留めながら接することで、
認知症の方はきっときっと喜んでくださると思います。
社会みんなで、高齢者さん認知症の方たちをやさしく見守っていけたらいいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました
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