現在 両親の在宅介護をしていますが、在宅の大変なところは毎日の食事です。
特に一番気を遣うのは嚥下状態(飲み込み)です。
軟らか食(嚥下食)を取り入れたいけれど、家で調理するのは手間がかかるのは言うまでもありません。
そこで いつでも食べられるように嚥下食をストックするために、いろいろなメーカーの介護用宅食を試して比較しています。
ただ、宅配の嚥下食を取り寄せたくても、どのくらいの軟らかさなのかわからないと選べないのも事実です。
果たして家族が食べてくれるか?飲み込めるか?の心配もありますよね。
そういったことで迷っている方に向けて、今回はMFSメディカルフードサービスを実際に注文して試してみた感想を元介護スタッフ目線でご紹介します。
嚥下食の宅配を扱っているメーカーはとても多く こちらの記事でも比較しています。
MFSメディカルフードサービスの軟らか嚥下食にはお試しセットがあるので、気軽に利用できますよ。
6食で5335円(税込)です。
メディカルフードサービスは嚥下食のほか、糖質オフや塩分制限など健康管理食を扱う大手メーカーで病院や施設などの業者さんとも取引があります。
実際に注文し食べてみました
注文から2日で届きました。早いです!
6食入りですので箱はそんなに大きくありません。
しっかりと梱包されています。
蓋は透明フィルムになっています。
蓋をしたままレンジで温めます。
500W4~5分です。
【海老のケチャップ煮】
バランスも良く 彩も良いです。
食材の見た目がしっかりしていて噛み応えがあるように見えますが、
実際に食べてみますと、見た目以上にとても軟らかいです。
嚥下状態が困難な方でも、これなら飲み込みやすいです。
【たらの照り焼き風煮】
右上はキャベツの和え物です。
左上はひじきです。
通常、嚥下食には避けたい食材であるひじきですが、
見た目や風味はそのままで軟らかく作られています。
【親子煮】
右上がメインの親子煮です。
右下は人参とほうれん草、左下はさつま芋とハムです。
【チキンのチーズソース】
左下がメインのチキンです。
右上はカリフラワーとブロッコリーのトマトソースです。
調理するとパサつきやすい鶏肉も見た目と風味はそのままで
軟らかいです。
【豆腐の中華風うま煮】
左下がメインの豆腐うま煮です。
八宝菜ベースの風味でアサリが入っていました。
軟らかく調理しずらい貝類が風味そのままで軟らかいです。
他、リンゴ煮、卵焼き、ジャガイモです。
【カレイの煮物】
カレイにはほうれん草が添えられ、とろみが付いていて飲み込みやすいです。
軟らかいですが魚の風味はそのままです。
3つのポイントをご紹介
メディカルフードサービスの3つのポイントや特徴をまとめてみました。
まず1つ目
食材の柔らかさと見た目のこだわりです。
嚥下食というと、ドロドロで何の食材が入っているのかわからない印象がありますが、
メディカルフードサービスでは凍結含浸法という特殊技術を用いていて、
本来飲み込みづらく調理が難しいタケノコやゴボウなど繊維の多い食材もスプーンでつぶせる硬さに加工しています。
飲み込みやすさのほか 食材の見た目や彩にもこだわります。
※凍結含浸法とは酵素の作用で食物を軟画する製造法
2つ目
注文から届くまでが早いことです。
メディカルフードサービスでは在庫さえあれば15時までの注文なら当日も可能です。
冷凍で宅配され レンジで温めて食べられます。
我が家は注文してから2日で届きました!
3つ目
メディカルフードサービスでは やわらかお試し6食セットがあります。
このお試しセットは不定期に注文するなら何度でも注文できるのが特徴です。
このシステムはいいですね(⌒∇⌒)
定期購入に切り替えることももちろんできます。
全国宅配OKで送料も込みとなっています。
総評・まとめ
メディカルフードサービスについてお伝えしました。
宅配の嚥下食を取り寄せたいけど、実際どのくらい軟らかいのかは気になるところですね。
まだムース食やミキサー食ではないけれど、家庭では食事を軟らかめに作っている、それでもむせがあるという場合にはメディカルフードサービスのやわらか食がおすすめだと思います。
メディカルフードサービスの嚥下食(やわらか食)は、以前取り寄せたウエルネスやわらかダイニングのかなりやわらかセットとほぼ同じくらいの軟らかさでした。
違いは
メディカルフードサービスが6食セットで5335円
ウエルネスのやわらかダイニングが7食セットで5616円
1食辺りの価格はウエルネスのやわらかダイニングの方がお安くなりますが、
メディカルフードサービスはお試しセットが何度でも注文出来ます。
嚥下食で悩んでいる、どのくらいの軟らかさがいいのか?わからない場合は是非試してみてはどうでしょうか。
お読みいただきありがとうございます。
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