ゆるかわ日記

両親の在宅介護をするために実家に移住しました。母を見送り、今は父と暮らしています。ゆるやかに好きなように生きています♪

母が診断された意味性認知症について

ゆるかわです。

 

今の時代、認知症を患っている方がとても多いです。

その認知症には幾つかの種類があることも知られています。

 

私の母は、72歳でアルツハイマー型認知症と診断されていましたが、

昨年、76歳で新たに意味性認知症と診断されました。

 

意味性認知症は、いったいどんな認知症なのか?

母の症状も併せて書いてみますね。

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意味性認知症とは?

意味性認知症は、前頭側頭型認知症に属します。

名前の通り、脳の側頭葉部分の萎縮によって起こります。

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意味性認知症は、昔はピック症と呼ばれていた病です。

比較的若い人(65歳未満)が発症しやすい、若年性認知症です。

意味性認知症にみられる症状

母が意味性認知症と告げられたことで、その症状について調べ、母の症状と照らし合わせてみました。

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・初期は運動機能は保たれるが、進行すると四肢の運動障害と嚥下障害が現れる

・甘いものを多食するなどの食変化

・食事を食べるスピードが速くなる

・物の名前が言えない、そのものが理解できなくなる

・日常生活で自分勝手な行動、指摘しても悪びれる様子がない 例えば、冠婚葬祭の行動で気づくこともあるらしい

・自分の行動が厚かましいとか下品だと判断できなくなる

・遠慮、品、思いやり、といった道徳的な記憶がなくなる

・特定のこと(物)に対するこだわりが強くなる 

 (例)節約行動・同じ店で買い物する

・見たものについて思ったことを、脈略無く話し出す

・見た人の感想を唐突に言う 

 (例)太ってるね うるさいね

・看板の名前や景色を食い入るように見る

・塗り絵の色 (例)花を緑で塗るなど

参考:前頭側頭葉変性症

 

調べてみると、母の症状にぴったり当てはまっていて驚きました!

 

私の母に見られた症状は、

・電話での会話は「うん」しか言わない

・いつも同じ店に行き、同じものを買ってくる

・いつも同じお菓子を買ってくる

・甘いものへの執着 

・目の前の人に思ったことをストレートに言う

(例:デブ 汚い)

・怒りっぽい性格になった

・色塗りは74歳頃まではとても綺麗に出来ていて、色づかいが変になったのは76歳頃です。

 

そうだったんだ~

もっと早く知りたかった、と何度も悔やみましたね

自宅で過ごしていた頃の母

2021年5月まで、認知症専門デイサービスにも通い、自宅で元気に暮らしていた母。

しばらくはこのデイサービスでお世話になれる!と安心していました。

 

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2020年から、母に合うデイサービスを探していて、やっといいところが見つかり、母なりに楽しく元気にデイサービスに通ってくれていました。

 

認知症の介護が大変ではあることには変わりないが、

母がデイに行ってくれている間は、私も自由が出来てホッとすることができました(*^-^*)

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2021年4月の母 ピースが指3本になってる。

元来、明るい性格の母でした。

元気に過ごすなか、少しづつ歩行が…

2021年に入ってからも、自分の足でしっかりと歩いてた母。

が、徐々に少しずつ、歩行がおぼつかないなと感じることが増えていったように思います。

 

デイやショートのスタッフさんから、

「今日は歩行があまり良くなかったです。」

「今日は立ち上がりが悪く車椅子を使用していました。」

という言葉も聞かれるようになっていました。

 

それでも私は、まだ大丈夫!と思っていました。

ある日突然、立てなくなった母

2021年6月、ショートから帰宅した母は車椅子に乗せられていました。

明らかにいつもと様子が違う!

家に上がろうと試みるも、スタッフさん、私、娘の3人がかりでも、出来ません。

救急にきてもらわないといけない?と思いましたが、

何とか立たせることができて…手引き歩行にて

ベッドまで連れていくことができました。

 

それを最後に、母はもう立ってくれることはありませんでした(泣)

翌日、救急搬送からの入院

翌朝、母は立ってくれず、ケアマネさんを呼びました。

ケアマネさんと必死に話す私に

母は目を丸くして「かわいいね。」と言いました。

事の重大さ

娘は50代

とは理解していない母。

 

救急隊員さんの力を借りて病院搬送→そのまま入院。

さらなるショックは、コロナで面会禁止となってしまったことです!!

え?母はアルツハイマー型ではなかったの?

入院後あらゆる検査をした結果、母は意味性認知症と診断されました。

 

立てないのは、立つ力がないのではなくて(筋力はある)、立つ意味が分からない=立ち方がわからないということでした。

 

アルツハイマー型認知症の寿命が比較的長いのに対し、

意味性認知症の進行は比較的早いことを知り、さらにショックでした。

ただ、ドクターによると、

アルツハイマー型認知症と側頭型(意味性認知症)併せ持つケースも多く、本当のことは、亡くなって解剖して脳を見ないとわからないのだそう。

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一人ずつ身体も症状も違い、個人差があるということですね。

まとめ

認知症にも色々、身体も病気もひとりずつ違います。

診断されたからと言って、100%そうだとは限らないということです。

病気ではなく、その人そのものを見てあげることが大事だと気づかされました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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