ゆるかわです。
生活に追われ、はてなブログの更新がなかなか出来ませんでした。
タイトル通り、両親のデイサービス準備やらなにやらで、バタバタしておりました~(^^;)
私の両親は現在、2人とも要介護2です。
昨年は父の入院を機にデイサービスに行けなくなってしまいました。
父の退院後も、そのままズルズルとデイサービスの利用はなく、そうこうしているうちに新型コロナウイルスが流行、デイサービスを始める機会を逃してしまいました。
両親(特に父)は、そりゃあ自分の家にずっといられるのならその方がいいに決まっています。
要するに、デイサービスには行かない方が嬉しいわけです。
特にですね、、、男性はデイサービスに行きたがらない傾向にあります。
要介護の本人たちは快適でしょう・・・しかし
私はたまったもんじゃありません。
両親の受診、食事の支度、身のまわりの世話、家事全般、買い物、などなどこなしてきましたが、さすがに疲れがたまってきますよ(^^;)
これじゃあイケナイ!
新型コロナウイルスでの自粛も解除になったタイミングで、デイサービス計画を始めることにしたのです。
デイサービスを始めたけれど、行きたがらない、休みがちになる
はよくあることですから、デイサービス選びは慎重に行いたいところです。
我が家が体験したデイサービスを始めるまでの流れと元介護スタッフの目線でデイの選び方をご紹介していきますね。
- デイサービスとは?
- デイサービスを始めるまでの流れ
- どんなデイサービスを選ぶと良い?
- デイサービスのお試し(体験)の進め方
- デイサービス契約の仕方
- デイサービスの持ち物 よくある一般的な例
- デイサービスに持って行ってはいけないもの 一般的に
- 辞めた方がいいと思われるデイ
- まとめ
デイサービスとは?
日本では介護保険を使って利用できる色々な介護サービスがあります。
その中でも、多くの方が利用されているのがデイサービスです。
デイサービスとは通所介護サービスのことです。
生活はあくまでも自宅で、自宅から介護施設に通うというシステムです。
日帰りですから、泊まることは出来ません。
自宅での生活を大切にしながら、1週間のうちの何日かを介護施設に通う日に設定します。
入浴や食事、排泄などの介助もしてもらえ、レクレーションやアクティビティに参加したりと充実した時間を送れるようにしていきます。
リハビリ目的であれば、デイケアサービスもあります。
デイサービスは要支援~要介護5まで幅広く利用できます。
車いすの方もこのような車で送迎してもらえますから、何の心配もいりません。
デイサービスを始めるまでの流れ
デイサービスを使いたいと思ったら、まず担当ケアマネさんに依頼します。
今はネットでも地元のデイサービスや介護施設を自分で調べることが出来ますので、いいなあと思うところの目星をつけておいても良いでしょう。
候補を多くすると迷ってしまい、時間がもったいないですから、候補は3か所くらいまでにしておくのがいいと思います。
よほど流行っている人気のデイサービスでない限り、即開始できるデイサービスがほとんどです。
ケアマネさんと相談して候補を3つまでに絞りましょう。
その後、デイの生活相談員さんが自宅訪問と面談、お試し(体験)デイ、気に入れば契約という流れになります。
どんなデイサービスを選ぶと良い?
デイサービスを選ぶ際のポイントを挙げていきますね。
見学させてもらえるデイサービス事業所
今は、新型コロナウイルスの関係で見学させてもらえない施設が多いようですが、通常は見学させてもらえる施設がほとんどです。
可能であればケアマネさんに言って家族の見学希望と伝えましょう。
お試し(体験)できるデイサービス事業所
ほとんどのデイサービス事業所はお試し(体験)をさせてもらえると思います。
出来るだけさせてもらった方がいいです。
試すというと聞こえが悪いかもしれませんが、やはり大切な親御さんを預かってもらうわけですから、ここは慎重に考えるべきところです。
逆にお試しが出来ないデイサービス事業所は避けた方がいいかもしれませんね。
入浴体験できるデイサービス事業所
要介護のご両親を抱えていらっしゃる方の中には、家庭での入浴が困難であったり、
入浴拒否があるため長い期間、家での入浴が出来ていない、などの悩みを抱えている方もいるはずです。
デイサービスを始めとした介護サービスは、そんな在宅介護の悩み解消、要介護者の健康と安全、家族=介護者の介護負担の軽減のためにあります。
また、デイサービスの目的の半分以上は入浴してもらうことでもあります。
そこで、デイ体験時に入浴は問題なくやってもらえそうなデイサービス事業者かどうかを確かめるのです。
特にお家で入浴が難しい場合は、しっかりと見極めましょう。
「入浴を拒否されたから入浴させれませんでした。」という事業所は✖でしょう。
「今日は無理でしたがこの先慣れれば出来ます。」という事業所もあります。
その場合は大丈夫でしょう。
要介護になると、自分から体の不具合を訴えることが難しくなります。
入浴介助をしてもらうことは、要介護者の身体状態をプロにチェックしてもらう意味もあり、とても大切なことなのです。
ショートステイが併設されているデイサービス
デイサービスを始めようと考えたということは早かれ遅かれ、ショートステイを利用しようと考えることになっていくでしょう。
それならば、初めからショートステイを持っている施設を探した方があとあと楽です。
介護される方も通いなれたデイサービスがあるところのショートステイだと泊まりやすいのです。
ショートステイ(短期入所施設)は、自宅での生活を大切にしつつ、月に数回お泊りをさせてもらえる施設のことです。
1か月の中で30日を超えて泊まってはいけない決まりがあります。
ショートスティも要支援から利用できるため、人気があります。
2か月以上前から予約できますが、早めに申し込みをしないとすぐに埋まってしまいます。
現状、特別養護老人ホームが要介護3~しか利用できないため、お泊りしてもらうにはショートステイの利用に頼ることになります。
小規模多機能施設もおすすめ
ショートステイとデイサービス両方がある施設には、小規模多機能施設というのがあります。
小規模多機能施設には、デイサービス ショートステイ 訪問サービスがあり、この全部のサービスが利用できます。
介護スタッフがデイサービス ショートステイ 訪問サービスの3つをローテーションして働いています。
利用者さんは同じスタッフさんと関われるので慣れやすいという利点があります。
この施設を利用する場合、担当ケアマネがこの施設のケアマネになります。
ケアマネさんごと交代です。
また、他の事業所が使えなくなります。
いわゆる囲い込み施設です。
全部同じ施設で統一したいのであれば、小規模多機能施設を利用するのもいいかもしれません。
色々なことに対応してくれそうなデイサービス事業所
デイの候補を決めて、体験デイを始める際に、デイサービス事業所の生活相談員さんはまず自宅に面談に来られます。
その際、質問があればしてみましょう。
要介護者の性格、食事の好み、趣味、好きなこと、色々なことにちゃんと耳を傾けてくれるデイサービスが良いです。
例:凄く恥ずかしがりやで人見知りするから、お友達が出来るか心配とか、
例:水が怖いから髪を洗うのが嫌い、など小さな事かもしれませんが、伝えましょう。
また、送迎の時間の早い遅いの要望にどこまで応えてくれるか?
ここも、まずは確認してみましょう。
認知症の人のデイサービス選び
認知症の人はデイサービスを始める時期が難しいと言えます。
認知症初期の場合、「なぜ、私がこんなところに行かなくてはならないの?」と怒り出したりすることもあります。
私の母の場合もそういうことが多くありました。
本人がデイサービスに行くことを激しく拒否する場合は、家族も送り出すことに疲れてしまいますね。
無理にデイに行くことがストレスになり、認知症がさらに進みやすいということもあります。
しかし、行かせないわけにはいかない、家族も生活がありますし、何とかしてデイに行ってもらいたいですよね。
そんな時は、認知症専門のデイサービス事業所もありますから検討するといいでしょう。
認知症の方にペースを合わせてくれるので、認知症の方にとっては良いと思います。
私の母の場合は、当初あまりにもデイサービスへの拒否がひどかったため、しばらくデイ行かせるのをやめてみました。
今は、以前のような拒否はなく、すんなり行ってくれるようになりました。
デイサービスのお試し(体験)の進め方
利用したいなと思うデイサービスの候補を挙げたら、その中で1番いいな、と思うデイに的を絞ります。
まずは、そのデイに空きがあるかどうかをケアマネさんが先方に確認をしてくれます。
その際に体験できるか?見学させてくれるか?も確認してもらうのですが、OKなら早速話を進めていきます。
前述のように、まず体験に行く前にデイサービス事業所の生活相談員さんが自宅に来て面談をします。
あっちのデイもこっちのデイも試したいなと言う気持ちもあるかもしれません。
でも、1か所ずつの体験をおすすめします。
同時進行で複数の事業所を選ぶのは正直、面倒な作業になり、それだけで疲れてしまいます。
生活相談員さんの面談時はケアマネさんも同席することがほとんどですので、聞きずらいことはケアマネさんを頼りましょう。
デイ体験時の持ち物や迎え時間なども面談時に教えてもらえます。
体験デイが終わると、ケアマネさんから「どうでしたか?」と聞かれます。
OKなら、契約となります。
デイサービス契約の仕方
契約をして初めてデイサービスの本利用となります。
契約の際は、施設から生活相談員さんが自宅に来てくれます。
自宅が嫌な場合は申し出れば施設や事業所でも出来ます。
準備するものは、利用者される本人の印鑑と家族の印鑑、サービス料金が引き落とされる銀行口座と銀行印です。
たくさんの書類に署名捺印しなければなりません。
デイサービスの持ち物 よくある一般的な例
靴を履き替えるデイ事業所なら上履き
着替え
タオル
紙おむつや紙パンツやパット
薬
歯ブラシ
義歯
自分専用のスプーンなど(介護用などで)
座布団やクッション・・・長時間椅子に座りっぱなしになる可能性が高いため、腰が曲がっている人はあると楽かもです
上着など調節できるもの
帽子やメガネ
杖
新聞や雑誌や好きなもの
携帯電話は禁止されていないところがほとんど
車椅子
シルバーカー・歩行器・・・施設で貸し出してくれるところもあります
持ち物には名前を書いておきましょう。
デイサービスに持って行ってはいけないもの 一般的に
現金・・・禁止のところがほとんど。盗った盗られた無くなったの騒ぎになりやすいのでNGですね
お菓子・・・「お菓子持ってきたわよ、あなた食べる?」と言って他の利用者にお菓子を渡す人がいたりします。
食べたり飲みこんだ理が出来ない利用者の人もいるため、お菓子持参は禁止されているはずです。
飴玉・・・これもお菓子と同様です。飲み込んでしまうと命にかかわりますので、家族が飴玉をデイに持っていかないように注意が必要です。
辞めた方がいいと思われるデイ
働いているスタッフさんの言葉遣いが良くないと感じるデイサービス。
利用者さんに対して○○さん、ではなく○○ちゃんと呼んだり、子どものように扱うスタッフがいる施設はあまりおすすめできません。
時間が大幅にずれる
デイサービスの送り迎えの時間がその日によってまちまちなデイサービスは、あまりよろしくないと思います。
なぜなら、一日のスケジュール調整がうまくいっていないと、送迎の時間にくいこんだりすることが考えられるからです。
スケジュール調整がうまくいかないのは、スタッフの人員不足が考えられます。
デイでの様子が見えてこない
家族をデイに行かせていても、どのように過ごしているかが全く分からない、伝えてくれないデイサービス。
連絡ノートなどがないところは、私ならNGです。
持ち物管理が出来ているか?
帽子をかぶってったり、上着を持って行ったりします。
帰りも持って帰ってきているか?
持ち物を忘れてくるデイサービスはルーズか、悪気はなくてもスタッフが少なくてバタバタしているのが予想できます。
まとめ
家族が利用するデイサービスの選び方やデイサービスの始め方、持ち物などについてご紹介させていただきました。
終の棲家である特別養護老人ホーム(特養)や有料老人ホームともなると、完全な引っ越しになりますので、ますます慎重に選ぶ必要があります。
そのあたりはまたの機会に記事に出来ればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。